阪神・メンドーサ、大谷のメジャー挑戦に太鼓判「どこにいっても活躍できる」 サンケイスポーツ

「別れ」は少し早くやってきた。だが、いつかこのときが来ることは分かっていた。今は関西と北海道。これがどれだけ遠く離れても、応援し続ける。阪神のルイス・メンドーサ投手(33)は、今オフの米大リーグ行きが有力視されている日本ハム・大谷翔平投手(23)を「もっともっと羽ばたけ」という思いで見つめている。

「僕もニュースを見ているよ。すごい能力を持っている選手だから、ぜひ向こう(米大リーグ)に行ってほしいし、行かなきゃいけない存在だ。向こうも必要としていると思う。まだまだ若いから、もっともっと活躍してくれる」

シーズン佳境の移籍で8月31日からタテジマに袖を通すが、最高の仲間たちと過ごした記憶とともに、4シーズン弱を過ごした北海道での日々は胸に残り続ける。特に、大谷とは大の仲良しだった。同じ先発投手として多くの時間をともに過ごした。あるトークショーでは「もしチームのだれかを彼氏にするなら?」と問われた大谷が、メンドーサの名前を挙げたほど。助っ人右腕も全力でその“愛”に応え、母国語はスペイン語だが英語教師を買って出ることもあった。有原ら他の若手投手も交え、やきとり、すき焼き、しゃぶしゃぶも食べるなど、何度も食事をともにした。

チームを離れることが決まると、日本ハム投手陣は宴で送り出してくれたという。「こちら(関西)で、日本ハムがオリックスとの試合があった日にね。大谷だけじゃなく、10人くらいでご飯に行ったよ。投手が多かったけど、またみんなに会えてうれしかった」。大谷だけじゃなく、だれもがナイスガイと認める男だ。だからもう虎にもなじんでいる。移籍後は3戦に登板し未勝利だが、キャッチボールも若手投手と組むなど積極的にナインとコミュニケーション。与えられた以上の練習メニューをこなし、その姿勢でも周囲を魅了する。チーム関係者も「普通に溶け込んでるわ…」と目を丸くした。

だれより近くで接し、実力、可能性、人間性、すべてを知るからこそ、大谷の「新たな挑戦」への興味も人一倍ある。

「どこに行っても活躍してほしいし、近くで応援したい気持ちでいっぱいだ。(来日)1年目からすごく仲良くしていたからね。日本に一緒にいられなくなってしまったら寂しいけど、どこにいっても活躍できる力を持っていると思うから、そこで思いっきり羽ばたいてほしいね」

ともに過ごした北の大地から、メンドーサはもう、次のステージへ進んだ。どれだけ離れても、心は近くにある。お互いの活躍と、成功を信じている。(長友孝輔)