阪神・ロジャースが“スパルタ采配”に嘆き パ球団の名前挙げ「あっちの方が…」 夕刊フジ

リーグ2位でのクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す阪神・金本知憲監督(49)の“スパルタ”ぶりは、何も若手選手に対してだけではない。

去就が微妙な外国人選手、ジェイソン・ロジャース内野手(29)にも同様だ。

シーズン半ばの7月上旬に加入すると、初試合で初適時打を放つ鮮烈なデビュー戦を飾り、「虎のパンダ」と一躍人気者に担ぎ上げられたが、25日現在、40試合出場で打率・252、5本塁打、23打点とパッとしない。

今月10日には1軍登録を抹消されたが、代打要員強化と成長著しいドラフト1位ルーキー・大山の尻をたたく目的で、23日に呼び戻され、いきなりスタメンで出場すると5号2ランを含む3安打2打点。「勝利に貢献できてよかった」と殊勝に語ったが、その胸の内は複雑だったようだ。

今月上旬のある夜、メジャー時代から交流があり、日本球界では1年先輩にあたる広島のジャクソンと会食し「出場機会が思ったより少ない中で、自分はホームランを求められているのか、それともヒットや打点を稼いでチームに貢献すればいいのか、よく分からない」と苦悩を吐露。

来日前に阪神同様、水面下でオファーを受けていた某パ球団の名を挙げながら「あっちに行っていた方がよかったのかな…」と弱気発言まで飛び出したとか。

もともと正三塁手にと期待されていたエリック・キャンベル内野手(30)は、25打席ノーヒットが続いた6月7日に2軍降格し、以降一度も昇格していない。

指揮官は「結果が全て」と言い切るが、チーム内は「英断だ」という声と、「実績のない若手とは違う。もう少し長い目で見てやらないと、日本に慣れるヒマもない」と疑問を呈する向きに割れている。悩めるロジャースの必死の残留デモは奏功するか。 (山戸英州)