阪神・片岡コーチ、今永について「直球は以前ほど球威はなかったけれど、要所要所にチェンジアップを決められた。去年より変化球の確率は多い。狙いにいっているけれど、つかまえ切れていない」

(セ・リーグ、阪神0-2DeNA、21回戦、阪神13勝8敗、24日、甲子園)阪神は難敵、DeNA・今永昇太投手(24)に甲子園での対戦で3勝目を献上し、今季12度目の完封負け。クライマックスシリーズ(CS)進出決定はお預けとなった。甲子園では2週間、6戦勝ちなしで20イニング無得点。2位で本拠CSを開催しても今永との対戦が予想されるだけに、金本知憲監督(49)にとっても、不安1敗だ。

日本中のすべてのライバルが嫌がってきた「神話」が今、崩壊の危機だ。絶対的に有利な、あの大声援がバックにつく甲子園で、ずーっと勝てない。最後にこの場所で勝ったのは今月10日だから、もう2週間も前の“昔話”-。ホームに強い虎はどこへ行った!?

「甲子園でしばらく勝ててないんで。打ててないんで。あした、何とか、甲子園で、地元で勝たないと。でないと(CSは)勝てませんから」

普段は強気で前向きな金本監督もちょっぴり、いや、かなり不安を感じ始めている。そんな思いが伝わってくる試合後のコメントだった。

CSで再び相まみえる可能性大の3位DeNAに、何とも寂しい4安打完封負け。結果以上に、やられ方がまずい。

先発・今永の前にほぼ沈黙。三塁を踏んだのは七回の1度だけだった。今永は今季甲子園で3連勝。18回2/3投げてわずか1失点。甲子園防御率は何と0・48。どこかの誰かが「CSは巨人が来たら嫌」「菅野は打てない」なんて分析していたが、菅野の甲子園防御率は0・78だから、難敵をさらに上回る難敵がいたのだ。DeNAが来たら、もっと勝てない!?

「みんな、キレのいい真っすぐに差し込まれている。そこらへんですよね」

指揮官の分析に、片岡打撃コーチが付け加える。

「直球は以前ほど球威はなかったけれど、要所要所にチェンジアップを決められた。去年より変化球の確率は多い。狙いにいっているけれど、つかまえ切れていない」

甲子園で2週間、勝ってないが、決して大型連敗をしているわけではない。2分けと台風による2つの雨天中止が挟まって、実はまだ4連敗。ただ、その中の1敗は広島の胴上げ試合で、虎のテンションはMAX下げられた。巨人・菅野に2安打完封負けもムードを悪くした1敗。そして、この日の完敗で20イニング連続無得点…。本拠地が鬼門になる状況に、金本監督の表情も厳しくなる一方なのだ。

何より気になるのが、これから先。CSファーストステージ(10月14日から)はなんとしても甲子園を舞台にしたい。1日も早く2位を決めて、本拠地決戦に持ち込もうと、チーム一丸、頑張っているが、その本拠地で全然勝てないとなると…。

25日以降も続くDeNAとの直接対決は、あと4試合。すべて負けたら、0・5差…なんてマイナス思考が脳裏を過ぎる。断ち切るには、そう、勝つしかない。でも、大丈夫かなぁ!?