阪神が引き当てる!清宮、ついにプロ入り表明 金本監督「くじ行くよ」 サンケイスポーツ

虎の清宮、金本監督が引き当てる!! 歴代最多の高校通算111本塁打を放った早実高の清宮幸太郎内野手(18)が22日、東京都内で記者会見し、プロ志望を表明した。早くから1位指名の方針を固めていた阪神は金本知憲監督(49)が即座にラブコール。10月26日のドラフト会議では最大9球団競合する可能性があるが、くじ引きに強い意欲を示した。

まばゆいばかりのフラッシュが注がれる中、清宮が堂々と大きな夢への挑戦を宣言した。

「私、清宮幸太郎は、プロ野球志望届を提出することに決めました。ここ早実野球部3年間で、次の大きな夢へ挑戦するべきだと確信に至りました。自分の夢は大学へ行くにしろ、プロ野球選手だった。野球に一番集中できる環境ということでプロを選んだ」

プロ入り後に通信制の大学で学ぶことも「考えていないです」と退路を断ち、壮大な夢を語った。理想の選手像に早実高の大先輩である「世界の王」ことソフトバンク・王貞治球団会長(77)を掲げた。

「お会いしたり、プレーを見たりして、ずっと憧れを持って野球をやってきた。いずれは(王氏が持つ世界記録の)868本を目指せるような選手になりたい。むしろ目指さなきゃいけないという使命感がある」と闘志をたぎらせた。

希代のスラッガーがプロの門を叩く。決断はすぐに広島から東上する途中の虎の指揮官にも伝わった。金本監督がどこの誰よりも先に“俺が引く”と名乗りを上げた。

「(球団が)お任せしますって?(笑) くじぐらいは行くよ(笑)」 広島空港で大役を引き受けることを明かした。2年前のドラフトではヤクルトと競合した高山の当たりくじを左手で引き当てた。夢を再び…。

「興味はあるわね。同じ野球人として。どれくらいやるんだろうかっていうね。センスがね。木のバットであれだけ飛ばすしね。なかなかいないから」

大学を経由せず、高校から直接プロに来ることを大歓迎した。

「力があるなら高卒から行った方がいい。ずっと日本にいて何百本打つかとかも興味あるけどね。王さんにどれぐらい近づけるんだろうか、とかね」

歴代10位の通算476本塁打を放った鉄人は、本塁打の世界記録に挑戦する力は十分あると認めた。その一方でこうも付け加えた。

「(左打者の)彼にとっては(浜風に打球が押し戻される)甲子園球場は不利になるんじゃないの?(笑) (狭い球場なら本塁打の)数は年間十何本違うからな。10年やったら百何本違うから。経験者が言うから間違いないよ(笑)」

甘いことばかりを言うつもりはない。清宮は12球団OKの意向で「自分を厳しく指導してくれて、成長させていただける球団に行きたいと思います」と話した。厳しく楽しく根気よく育てる金本イズムは、清宮の求める環境に合致する。幼少期から阪神ファンだったというならば、これはもう赤い糸で結ばれていると信じるしかない。引き当てる。そして、育てる。ともに戦おう。一番乗りのエールが、届くと信じている。