阪神・掛布2軍監督、藤浪について「ボールが不安定な状態。この状態だと(CSや日本シリーズでの登板は)非常に厳しいとは思う。来季に向けて、どういう風にやっていくか」

(ウエスタンリーグ、中日3-5阪神、21日、ナゴヤ)不振で2軍調整中の阪神・藤浪晋太郎投手(23)が21日、ウエスタン・中日戦(ナゴヤ)の三回から登板した。4回を投げ5奪三振も、制球に苦しみ、5安打4四球で2失点。クライマックスシリーズ(CS)での復活を期待される右腕だが、掛布雅之2軍監督(62)は「この状態だと非常に厳しい」と話した。

ボールが低めに外れ、甘い直球は痛打された。三回から“出直し”のマウンドに上がった藤浪だが、4回5安打2失点、4四球。数字以上に、表情はさえなかった。

「良くも悪くもなく…。極端に抜けたりとかはなかったですが、ベースに寄った(ボールの)引っかけ方をしてしまいました。低めとかを意識しすぎなくていいかなと思いました」

12日の巨人戦(甲子園)では、死球をきっかけに一気に崩れ、3回1/3を4失点KO。ここできっちり再スタートを切りたかったところだが…。四回、先頭の野本に低め152キロを左越え二塁打とされると、2者連続四球で満塁。友永、石岡に適時打を浴びた。

「相手も真っ直ぐを狙っていたので。甘いところに行ったら打たれますよね…」

五回は立て直して3者連続三振も、六回には再び2四球を与えた。

掛布2軍監督は「ボールが不安定な状態。この状態だと(CSや日本シリーズでの登板は)非常に厳しいとは思う。来季に向けて、どういう風にやっていくか」と厳しいジャッジ。久保2軍投手チーフコーチも「(CSに)いける状態には見えない」と険しい顔だ。

苦しい1軍の先発投手事情。右足腓骨骨折のメッセンジャーはCS復帰へ光が見えてきたが、1年間ローテを守っているのは秋山(12勝)、能見(5勝)の2人だけ。本来なら藤浪にポストシーズンの救世主になって欲しいところだが、金本監督が19日に「(2軍で)1回良かったからスッと(上げる)というのも、どうやろな」と話すなど、現状は“計算”に入っていない状況だ。

次回は27日か28日のウエスタン・広島戦(甲子園)に登板する見通しで「いいピッチングができるように。しっかり投げられればいいと思います」と藤浪。苦しい状況が続くが、何とかきっかけとなる手応えをつかんで欲しい。(箭内桃子)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170922/tig17092205030002-n1.html