金本阪神の意地!上本のV撃含む3打点で逆転コイ倒でCSへ光 サンケイスポーツ

(セ・リーグ、広島5-7阪神、25回戦、広島14勝10敗1分、21日、マツダ)マツダで見せた、虎の意地! 阪神はリーグを連覇した広島との今季最終戦で、7-5と逆転勝ち。5点ビハインドから上本博紀内野手(31)の2点二塁打などでひっくり返し、金本知憲監督(49)も「嫌なイメージを払拭してくれたら」と手応え。11日ぶりの白星は、クライマックスシリーズ(CS)での逆襲へ、大きな大きな1勝だ!!

あのマツダで、こんな痛快な勝ち方ができるなんて。大嫌いだった敵地での最終戦で、全国虎党をスカッとさせた逆転劇。連敗を3で止め、今月10日以来11日ぶりの白星をもたらした主役は“沈黙の戦士”上本。同点の八回一死二、三塁。しぶとく左翼線へ運んだ。

反撃ののろしも“寡黙な男”だった。5点ビハインドの三回二死三塁、食らいついて、14イニングぶりの得点を刻む左前適時打。2安打3打点で文句なしのヒーローだ。

「…」「…」「…」

あらゆる質問をすべてスルー。絶対に答えない。己のスタイルを貫くその姿の何と健気なことか。まあ、別に話さなくたっていい。毎日、毎打席、打ってくれれば。

2017年、マツダの戦いを振り返った時、それは悪夢の歴史となる。試合前の時点で2勝8敗1分。サヨナラ負け、逆転サヨナラ被弾…。1つ1つ、思い出しただけで夜も眠れなくなる。

この夜も一回に一挙5点を失い、あぁ、またか…。そう思った矢先の夢物語。ありがとう、上本! さすが9月打率・553(38打数21安打)を誇る絶好調男だ。

5月6日の広島戦で9点差をひっくり返して以来、今季2度目の5点差以上の逆転勝ち。金本監督にとっても、胸のつかえを取り除けたでっかい1勝だ。上本に代わり、思いを綴った。

「去年、ことしのうちのパターンとは違いましたね。いつも、終盤、バーッと行かれるケースが多かったですからね、この球場は」

4年連続で負け越しているマツダ。散々、痛い目に遭わされてきたことを、指揮官は忘れていない。にっくき“この球場”を、シーズンの最後の戦いで、“気分は最高”の舞台にしたのだから、笑みもこぼれる。

「やられているイメージが強い球場で、逆転勝ちというのは、選手が気持ちの上での嫌なイメージを少しでも払拭してくれたら」

相手はもう優勝を決めている。この日も早々と主砲・新井や安部を引っ込めるなど、全力で勝ちにきたとは思えないさい配。それでもマツダで勝つ

再び“この球場”に来るためには…。まずCSを決めて、ファーストステージで巨人かDeNAを叩く必要がある。そして、その先に王者・広島と戦うファイナルが、ここマツダ。負け続けて来たくはなかった。何となく、勢いはついた気分!?

待ってろ、広島!! 待ってろ、マツダ!! 猛虎のポストシーズンが、たった1勝で何倍も楽しみになってきた。(上田雅昭)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170922/tig17092205040001-n1.html