阪神・金本監督、猛ゲキ翌日嘆き節…G菅野にたった2安打ゼロ敗 サンケイスポーツ

(セ・リーグ、阪神0-2巨人、23回戦、巨人13勝8敗2分、20日、甲子園)あの熱い猛檄は何だったのか…。阪神・金本知憲監督(49)は前日19日に2位からの日本一へナインに闘魂を注入したばかりだったが、巨人相手に今季ワースト2安打完封負け。クライマックスシリーズ(CS)で同じ甲子園で対戦する可能性もあるだけに、危機感を隠せなかった。

ビックリするぐらい淡泊な試合だった。今、2位にいるのが信じられないぐらいの弱さ。今季11度目のゼロ封負けで、ワーストタイの2安打。菅野が球界屈指の投手であることは分かっている。それでも…。金本監督が怒りを胸の奥に封印して、懸命に冷静を装い、屈辱の完敗を振り返った。

「毎回毎回やられてますから。いい投手ですけれどね」

選手を送り出す側として、やるべきことはやった。広島の胴上げを見せつけられた翌日(19日)の全体練習。甲子園の芝生の上、背番号6が円陣の中で熱くゲキった。2位確保に向けて「切り替えて行こう」と。

その直後、仕切り直しの最初の試合で、まさかの“惨劇”。笛吹けど踊らず、とはまさにこのことだ。

「普段から、そういう投手をどうすれば打てるかを考えて、特に若手、中堅の選手がこういう投手を打つための練習を、目標にしてやって欲しい。試合に出てる選手は、投球を見ているわけだから。あのスライダーをどうやったら見逃せるか、ストライクゾーンに来たらどうやって打つか。ツーシームをどう打つか。それを目標にしてやって欲しい」

不満は、不安となり、そのまま危機感に直結する。まもなく訪れるCS。2位を確保したとして、巨人が3位になる可能性は十分にある。すると、第1ステージの初戦で、先発してくるのは当然、菅野。打開策は練習しかない。その取り組み方を熱く語りながら、恨み節も飛び出す。

「打てなかった、いい投手でした、では成長がない。そのうち打てるだろう、では絶対に打てませんよ、この投手は」

気が付けば、9月10日以来、白星から遠ざかっている。引き分けがあり、雨天中止があり、連敗はまだ「3」だが、10日間も勝利から見放される。指揮官にすれば、非常に気分が悪い。しかも、選手が思い通りに活躍してくれない。

最近のタイガース恒例となっている「失速の9月」が、ことしもやってきたのか。2位、大丈夫ですよね? まさか、とは思うが…。 (上田雅昭)

打線について阪神・片岡打撃コーチ「結果的に2安打だからね。切り替えるしかない。少ないチャンスで何とかしないといけない投手だけど、そのチャンスを作れなかった」

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170921/tig17092105030007-n1.html