金本阪神に営業が異例の“日本一ノルマ” 7年ぶり年間300万人動員へ鼓舞、1試合平均は12球団最多 夕刊フジ

古巣広島の37年ぶりとなるセ・リーグ連覇を、目の前で見せつけられたばかりの阪神・金本知憲監督(49)に、球団の営業サイドから異例の“日本一ノルマ”が突きつけられた。

屈辱の敗戦から一夜明けた19日。甲子園球場での全体練習前に組んだ円陣で、指揮官は「(優勝は)決まった。2位を確保して、CSに向けてモチベーションを上げていこう」と訓示した。

CS進出には、残り12試合で最低6勝が必要。2007年導入の敗者復活戦制度に、現役だった自身は「意識、モチベーションは低かった」と振り返る。だが引退後の14年、和田前監督率いるチームはシーズン2位につけ、3位広島とのファーストステージを1勝1分けで突破。1位巨人とのファイナルステージは破竹の4連勝で、日本シリーズへと駒を進めた実績がある。現在は認知度が上がり、金本監督も「CSから勝ち抜いて日本一になっても、十分価値がある」と言い切る。

一方で球団フロントは、ある大台の到達を目前にしてホクホク顔だ。主催72試合のうち67試合を消化した現時点で、284万5197人を動員。1試合平均4万2465人は12球団最多だ。残り試合もこのペースを維持できれば、10年以来7年ぶりの年間300万人動員が達成となる。

シーズン前から球団を挙げて「何としてもこの数字を達成したかった」と前出フロント。観客動員が日本一の球団にふさわしい最高の結果を、チームにも求める構えだ。

「ファンの方に期待を持って足を運んでいただいたおかげで、目標の数字が現実味を帯びてきた。金本監督には『われわれは先に結果を残せた。次は現場の番。300万人の思いを何としても達成してほしい』と訴えますよ」と宣言する。

3年ぶりの虎の下克上再現。そして当時は届かなかった日本一に向け、指揮官は周囲の思いもくんで、より一層のムチを入れることになる。(山戸英州)