阪神・金本監督「(胴上げを見て)彼ら(選手たち)がどう感じているか。人それぞれ違うだろうし、感じ方が。何か感じてほしい、というのはありますね」

(セ・リーグ、阪神2-3広島、24回戦、広島14勝9敗1分、18日、甲子園)阪神は2-3で広島に惜敗。優勝が完全消滅し、本拠地・甲子園でカープの胴上げを見せつけられた。金本知憲監督(49)は「彼ら(選手たち)がどう感じているか」と、悔しさを胸にクライマックスシリーズ(CS)での逆襲を誓った。

グラウンドに飛び出し、歓喜の輪を作る鯉ナインを、金本監督はちらっとみた後、すぐにベンチ裏へと姿を消した。

「それはもう…(広島は)マジック1だから。どっかで決まるよ」

同い年で、若い頃にカープで切磋琢磨してきた緒方監督が宙を舞うタイミングでの会見。甲子園で胴上げを許すのは2002年の巨人以来だが、15年前はサヨナラ勝ちで意地を見せた(対象チームの敗戦で巨人優勝)。敗れた上での屈辱は1998年の横浜(現DeNA)以来、19年ぶりだ。覚悟はしていたが、悔しさがにじみ出た。

2点を追う展開。四回に中谷、七回に代打・陽川のソロで振り出しに戻したが、八回だ。3番手・岩崎の2者連続四球から、勝ち越された。

「3失点、全部四球(から)でしょう。やっぱりもったいない。あの打線をおさえ込める投手力を作っていかないと勝てない。打ち勝とうと思ったら、なかなか…」

広島との差は「一番は得点力」と振り返る。総得点は706(阪神539)。総本塁打も147(同103)。数字に加えて、驚異的なつながりと粘りを“強い風”と表現したこともある。立ち向かうためには、まずは投手陣の踏ん張りだが、四死球から自滅では…。もどかしさが募った。

金本監督の来季続投は決定的。すでに秋季キャンプに向けて、ウエートと同時並行で徹底的に走り込ませる地獄メニューも首脳陣の間で練られているという。種をまき、水をやり、まだ芽が出始めた段階かもしれない。時間はかかる。だから根気強くやる。古巣のような常勝軍団を作る。改めて胸に刻んだはずだ。

「(胴上げを見て)彼ら(選手たち)がどう感じているか。人それぞれ違うだろうし、感じ方が。何か感じてほしい、というのはありますね」

鳥谷、糸井、陽川らはベンチに残り、広島の歓喜を目に焼きつけた。来季こそ13年ぶりのリーグ優勝へ。その前にCSだ。2位を固め、必ずマツダでやり返す。 (阿部祐亮)

12試合連続安打も、2度の大飛球が浜風で右飛になった阪神・糸井「リベンジ? そうですね」

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170919/tig17091905050009-n1.html