阪神、来季コーチ人事は金本監督に全権委任!後任2軍監督候補に矢野Cら サンケイスポーツ

阪神が来季のコーチ人事について、金本知憲監督(49)に全権委任することが17日、分かった。今季限りで退任する掛布雅之2軍監督(62)の後任も矢野燿大1軍作戦兼バッテリーコーチ(48)らを中心に人選に着手。28日の2軍最終戦をメドに結論を出す方向で、金本政権3年目の布陣が誕生する。

ポスト掛布も金本監督に任せる。2位をほぼ安全圏に入れている阪神が来季のコーチ人事について、指揮官の意向を最優先させる考えをもっていることが分かった。

「金本監督に全権という形でやってきました。新しい2軍監督の選定も金本監督の腹ひとつだと思っています」

球団首脳が明かした。FAやドラフトなど補強面で金本監督が陣頭指揮をとってきたが、普段は球団主導で行う2軍の人事も一任する。

今季で2年契約が切れる金本監督の来季続投は確実。球団は単年契約でなく長期契約を視野に、引き続き抜本的な改革を進めてもらう意向を持っている。コーチ人事を任せるのも、その一環だ。

当面の目玉は新2軍監督の選定。10日に掛布2軍監督の今季限りでの退任を発表した。後任について四藤球団社長は「まだ決まっていない」とした上で「世代交代も考えていく必要があるのでは」とフレッシュな人材を条件に掲げていた。

球団関係者の話を総合すると、候補として名前が挙がっているのは矢野1軍作戦兼バッテリーコーチ、片岡1軍打撃コーチ、今岡2軍打撃兼野手総合コーチらとみられる。いずれも金本監督と現役時代もともに戦い、多くを語らずとも意思疎通が可能な仲。徹底した練習量を選手に課すという方針でも、一致する。

ただ、仮に矢野コーチを2軍監督に起用した場合、1軍の作戦系やバッテリー系の代役を探す必要がある。片岡コーチならば打撃コーチの配置転換を考えなければならない。今岡コーチならば2軍の総合面を誰が見るのか。中長期的な視野でどのパターンがもっともチームを強くするのか-。そのシミュレーションを重ねていくことになる。

来季の布陣の完成について、先の球団首脳は「2軍のシーズン終了あたりまでに固めるということでしょう」と見通しを語った。2軍の最終戦は28日のウエスタン・広島戦(甲子園)。その頃には1軍も2位が確定しているとみられ、新布陣が発表されても、大きな影響はない。

本来ならフロントが主導権を握るコーチ人事も指揮官が青写真を描く。虎を強くするため、あらゆる面でかじを取る。

★戦力補強など将の意向反映

金本監督はこれまでも戦力補強などで意向を反映させてきた。就任直後の2015年のドラフト会議では「1軍で活躍している生え抜きの野手が少ない」と同年のNo.1野手だった高山を1位指名。昨秋も「右の大砲候補が必要」と大山をサプライズ指名した。3年目はコーチの布陣もより練り込んだものにリニューアルして、常勝軍団の礎を築いていく。

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170918/tig17091805040001-n1.html