阪神・鳥谷「負けたらダメなんで。負けないように頑張ります」

(セ・リーグ、阪神-中日=雨天中止、17日、甲子園)阪神は17日、台風18号の接近に伴い中日戦(甲子園)が中止になった。鳥谷敬内野手(36)は室内での練習に参加し、18日の広島戦(甲子園)に闘志を燃やした。負けるか引き分けでカープの優勝が決定する一戦を前に「負けたらダメ」と強調。試合前には通算2000安打達成の表彰式と名球会ブレザーの授与式が予定されている。主役は譲らない。

いつも通り、目の前の勝利にこだわることが胴上げ阻止につながる。鳥谷は、真っ赤な歓喜もはね返すつもりだ。

「負けたらダメなんで。負けないように頑張ります」

可能性が残っている以上…いや、残っていなくても、全力で戦い抜くのがプロだ。10月には、やり返すチャンスとなるクライマックスシリーズ(CS)が控えている。それだけに、意地とプライドをかけて「負けたらダメ」な一戦になる。勝って、胴上げもヨソでやってもらう。

甲子園で優勝の瞬間に立ち会うこととなれば、日本シリーズ以外では鳥谷にとって初めて。虎にとっては2002年9月24日、巨人にVを決められて以来だ。このときは延長十二回一死満塁、浜中(現2軍打撃コーチ)の打席で前田が暴投、サヨナラ勝ち。しかし、2位ヤクルトが敗れて、試合後に巨人の胴上げが始まった。六甲おろしの大合唱のなか、原監督(当時)が宙に舞った。

今季の場合は1、2位対決で勝てば「回避」、引き分け以下ならば「見せつけられる」と図式はハッキリしている。追いかけ続けてきた鯉が天高く舞うところなど、虎党に見せられない。

主役も譲らない。8日のDeNA戦(甲子園)で通算2000安打を達成。その表彰式と名球会ブレザー授与式は16日に行われる予定(雨天中止)だったが、台風18号の接近で17日も中日戦が中止となったため、18日の試合前にずれ込んだ。晴れの日を、敵の歓喜の日にはさせるわけにもいかない。

台風接近前の室内練習場で、黙々と打ち込んで決戦へ備えた。今季はカード打率・386。セ・リーグ5球団のなかでは図抜けた数字を残す、虎屈指の広島キラーだ。どんな試合も変わらず、勝ちだけを追い求めてきた鳥谷が、必勝を期する一戦。鯉にひと泡吹かせる。(長友孝輔)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170918/tig17091805030005-n1.html