阪神・ドリス、1点リードを守れず「きょうは何もないです…」 香田投手コーチ「結果が出ていないけど、ここまで勝利に貢献してもらっているので」

(セ・リーグ、阪神2-2巨人=延長十二回規定により引き分け、22回戦、巨人12勝8敗2分、14日、甲子園)もうごめんだと思っていた悪夢が、目の前にあった。守護神・ドリスがまた背信だ。打球が三遊間を破り「あと1人」コールが悲鳴に変わった。12日のカード初戦から中1日。2戦連続で1点リードを守れなかった。

「きょうは何もないです…」

クラブハウスへ続く通路で言葉を絞り出した。12日にも、失策がらみではあったが、5-4の九回に同点とされてしまっていたばかり。やり返そうとしたゲームで、登板後のベンチで長い長い延長戦を見届ける屈辱を、繰り返してしまった。

この日も1点リードの九回にマウンドへ。先頭の坂本勇は2球で遊ゴロに打ち取った。だが、続く阿部に、高め158キロを高々と右翼上空へ運ばれた。フェンス最上部に直撃する二塁打。ここで一度は救われたが、やはりつかまった。村田を空振り三振に斬り、二死までこぎつけたが、亀井を敬遠した直後、長野に左前同点打を浴びた。前々日と同様、後続を断ち、なんとか同点で切り抜けるのが精一杯だった。

リーグ単独トップの34セーブを誇り、今季ここまでの貢献度は間違いなく投手陣屈指だ。だが、58試合目の登板で疲れもあるとはいえ、ここ数試合は不安定すぎる。5日の広島戦(マツダ)でも逆転サヨナラ2ランを浴びたばかり。今季の6度のセーブ失敗のうち3度が、最近5試合に集中している。しかも首位の広島、3位の巨人に…。

香田投手コーチは「結果が出ていないけど、ここまで勝利に貢献してもらっているので」と責めることはできなかった。先にはCSもある。一日も早くドリスがドリスらしさを取り戻さなくては、この佳境は切り抜けられない。 (長友孝輔)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170915/tig17091505030011-n1.html