掛布二軍監督の退任で「観光大使」に任命した高知・安芸市に衝撃 東スポWeb

“ミスタータイガース″阪神・掛布雅之二軍監督(62)の電撃退任でキャンプ地の高知県安芸市に激震が走っている。同市は今年1月に現役時代から安芸キャンプにゆかりがある掛布二軍監督を「観光特使」に任命。「安芸は自分にとって第2の故郷。(一番は)若い選手を一軍に送り出すことが安芸のPRにつながる」と張り切る指揮官は地元特産物の宣伝役も買って出たりした。それだけに今回の人事にはショックが大きい。

横山幾夫市長は「寝耳に水のことで本当にビックリしていますし、寂しいです。掛布監督が以前から安芸に愛着を持っていただいていたから観光特使を喜んで引き受けてもらった。それが今後どうなるか…。ユニホームを脱がれるとなると何かと心配ではあります」と話した。“31番フィーバー”は安芸市でも例外ではなく二軍のキャンプでも多くのファンが詰め掛けた。

指揮官は「観光特使」のサイン入り名刺まで作成してファンに配布するなど、懸命にPR。人口減少に悩む街の経済効果にも協力してきた。「掛布不在」となると頭の痛い話になるのは当然だろう。

さらに安芸市民の一人はこう不安がる。「安芸市を大事にしてくれる掛布さんがユニホームを着ていることで長年噂され続けているキャンプ撤退も大丈夫かなと思ってきましたが、今後変わったりするのか、そんな心配はありますね」。毎年、安芸市営球場など全施設に資金を寄付している球団では現時点でキャンプ地を変更する考えはないが、前途は不明だ。掛布二軍監督誕生から2年を待たずしての幕引き…。バース、岡田、真弓ら1985年日本一戦士が汗を流した“聖地”も悲しみに暮れている。