レジェンドに何が!?阪神・掛布2軍監督退任のワケ 「本人は寝耳に水」とか… 夕刊フジ

阪神は10日、掛布雅之2軍監督(62)の今季限りでの退任を発表した。後任は未定。イキのいい若手を1軍に送り込んできた“レジェンド”に何が起こったのか。

この日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で取材に応じた掛布2軍監督によると、8日に球団側から契約満了に伴う退任の旨を伝えられたという。

2013年10月、当時の中村勝広GM付き育成&打撃コーディネーター(DC)として25年ぶりに現場復帰し、15年オフからは2軍監督として指導。「充実した4年間だった」と振り返り、指導者よりも「ファンの方の目の力が選手を育ててくれた」と話した。

退任理由は何か。四藤球団社長はこれまでの手腕を評価した上で「さらなるチームの活性化を目指すため」と説明。指導者の世代交代について「そういう側面もある」と認めた。今後は「坂井球団オーナーやフロントに助言してもらえる立場で球団に残ってほしい」と伝えているという。

2年前、就任直後の金本知憲監督(49)が掛布氏にラブコールを送り、2軍監督就任が実現した経緯がある。その金本監督はこの日の試合後、「2年間支えていただいて、若い人を(1軍に)送り込んでくれた。ありがとうございました」と話した。

もっとも、掛布氏と親しい関係者は「本人は『寝耳に水』と困惑している」と証言。別の球界関係者は「今季、誰を1軍に昇格させるかで、金本監督と意見が合わないことがあったと聞く。来季3年目を迎える金本監督が、大先輩の掛布2軍監督に気を使うことなく自分の考えをスンナリ通せる体制にするということではないか」とみる。

選手に練習ノルマを与えて鍛えあげる金本監督と、「練習をやらなかったら去るのがこの世界の常」と自主性を重んじる掛布2軍監督の指導方針にもズレがあった、との見方もある。

ある選手は「掛布さんは、僕らの意見をちゃんと聞いてくださる。事前準備の大切さを説きながら、『言い訳するなよ』が口癖。その分、おのおのが必要と感じた練習を自主性に委ねてやらせてくれた。退任は寂しい」と残念がる。背番号31の復活劇はわずか2年で幕を閉じることになった。(山戸英州)