阪神・金本監督、広島3連戦で大山を4番起用へ「(福留)孝介は3番が合っている気がするからね」「中谷(4番)でもいいんだけどね。(中谷は)好不調の波は激しいから」

阪神・大山悠輔内野手(22)が4日、新4番として鯉撃破へ闘志を燃やした。ここ6試合連続でスタメン出場。1日からの中日戦(甲子園)では3戦とも4番に座り、球団史上初となる新人4番本塁打の偉業も成し遂げた。「頑張ります」との力強い一言とともに、決戦の地・広島に乗り込んだ。

これ以上ない重圧にも立ち向かう。負けられない3連戦でも4番を託される大山が、短い言葉に気合をにじませた。

「頑張ります」

新人らしからぬ安定感でチームを引っ張っている。夏のロードから戻ってきた8月29日のヤクルト戦(甲子園)以降、6戦連続でスタメン出場。そのうち後半3試合は4番に抜擢された。

4番に初めて座った1日の中日戦(甲子園)では先制二塁打。2日には2リーグ分立後では球団初となる新人4番本塁打を放ち、チームを5連勝へ導いた。どっしりと打線の中心に構える姿には、日に日に安定感が増してきている。

好調キープの要因は、しっかりボールの見極めができているところにある。1日の中日戦では、1点ビハインドの八回一死のフルカウントから内角直球を見送った。四球を選び、続く中谷の逆転2ランをお膳立て。これには片岡打撃コーチも「ボールが見えている証拠」と舌を巻いた。

第101代4番について金本監督は「(福留)孝介は3番が合っている気がするからね」と“消去法”を強調するが、福留は左腕のときは積極的に休養させる方針で、その際にも4番は変えずに済む。「中谷(4番)でもいいんだけどね。(中谷は)好不調の波は激しいから」と、安定感も評価。勝てば“神様”、負ければ“戦犯”扱いされる虎の4番。大一番では、風当たりがさらに強くなる。その重責を自ら知る指揮官だからこそ、将来を見据えて早くから経験させる。

相手の4番・松山は絶好調だが、大山も今季マツダでは6打数2安打。まだ3戦中で2試合だが4番で安打を放てばチームは勝っている。6・5ゲーム差で首位をひた走る広島との直接対決を、成長著しいルーキーの打棒で制する。 (箭内桃子)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170905/tig17090505040004-n1.html