阪神・大山、プロ初勝利の小野について「苦しんでいる姿も知っていたし、うれしかったし、それと一緒に、負けられないなという気持ちがあったので、きょうはチームの勝利に貢献できてよかったです」

(セ・リーグ、阪神4x-3ヤクルト=延長十回、23回戦、阪神16勝7敗、30日、甲子園)糸井の劇弾で、幕を閉じたシーソーゲーム。最後までその中心にいたのは、間違いなく大山だった。3番起用に応える2安打3打点。期待される場面で、ことごとく仕事をやってのけた。

「とにかく必死でした。それがいい結果につながってよかったです」

2-3の八回一死満塁。松岡の直球をバットの先で拾う。浅い当たりだったが、俊足の代走、三走・植田が悠々のホームイン。後輩の躍動に、ベンチ前ではハイタッチを交わした。

一回一死二塁では、プロ初アーチを放った原樹のフォークをなんとか三遊間へ転がし、先制点をたたき出す。三回二死二塁でも、インコースを力で中前に運ぶタイムリー。追加点を奪い、試合を優位に運んだ。

7月は打率・245に沈んだが、8月は・311と好調。さらに得点圏打率は・364と勝負強さが際立っている。

前日29日には、同じ1994年生まれで、同期入団のD2位・小野が13度目の登板でプロ初勝利。寮で、グラウンドで苦しむ姿をみてきた。

「苦しんでいる姿も知っていたし、うれしかったし、それと一緒に、負けられないなという気持ちがあったので、きょうはチームの勝利に貢献できてよかったです」

仲間であり、ライバルでもある-。この日はD1位がチームを勝利に近づける働きをしてみせた。

「終盤に弱い虎」というレッテルを払拭するには、若い力が不可欠。大山が6・5ゲーム差に迫った鯉追撃の原動力となる。(竹村岳)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170831/tig17083105030004-n1.html