阪神・ドリス&マテオが来季も残留へ 球団幹部「彼ら以上の投手を探してくるのは難しいでしょう。探してこいと言われても困るでしょう」チーム関係者「正直ここまでやるとは思わなかった」

阪神が今季で契約が切れるラファエル・ドリス投手(29)、マルコス・マテオ投手(33)と来季も契約する方向であることが28日、明らかになった。金本知憲監督(49)の来季続投は確実となっており、就任1年目から勝利の方程式を担うドミニカンコンビもそのまま残留の見通し。来季の構想に入った。

2018年も、任せる-。阪神がドリス、マテオと来季も契約する方針であることが分かった。ドミニカンコンビの来季去就について、球団幹部は「彼ら以上の投手を探してくるのは難しいでしょう。探してこいと言われても困るでしょう」と見通しを明らかにした。来季の構想に入れ、シーズン終了を目安に残留交渉を開始する流れだ。

ドリスは今季、守護神として49試合に登板し、3勝3敗、防御率2・59。31セーブでリーグトップ(2位は中日・田島で28セーブ)を快走している。昨オフには右肘の手術を受け、いったん契約を解除されたが、術後の回復具合が良好でテスト登板を経て、再契約を勝ち取った。

期待に応えるように球速も増し、制球力も安定した。切れ味鋭いフォークで三振の山を築く姿に、チーム関係者も「正直ここまでやるとは思わなかった」と、うれしい悲鳴をあげている。リードを守り切れないケースもあるが、同点で踏ん張るケースも多く、首脳陣の信頼は絶大だ。

ドリスの前を投げるマテオは八回を任される男に定着した。今季50試合に登板。7勝4敗、防御率2・70。好不調の波が小さく、投球が安定。7勝が示す通り、接戦に強い。29ホールドはトップの同僚桑原の31につぐリーグ2位。36ホールドポイントは単独トップだ。

阪神のチーム防御率3・38はリーグ1位。昨季の4位から貯金12の2位と上昇した要因は間違いなく、勝ちパターンの構築にあるのは間違いない。金本監督は桑原を含めたリリーフ陣について「セ・リーグでも屈指だと思っている。ナンバーワン」と繰り返している。

25日には東京都内のチーム宿舎で四藤球団社長、高野球団本部長、金本監督らが集結し、拡大編成会議が開かれた。これまでフロントと現場は複数回にわたって来季構想を練ってきたが、ドミニカンコンビについては残留の方向で意思統一された。球団サイドはドリス、マテオの代理人と、シーズン終了を目安に正式な残留交渉に入るとみられる。

金本監督は今季で2年契約が切れるが、7月中旬に行われた坂井オーナーの続投要請に「意気に感じてやるだけです」と力強く答えており、3年目の指揮を執ることは確実だ。今季はチームトップの16本塁打を放っている中谷らが大きな成長を見せているが、高山、北條、そして藤浪らがプロの壁にぶち当たった。

球団幹部は「来季は若手を鍛え直す1年になるのではないか」と見通しを明かした。来季も育てながら勝つ方針を続けていくとみられる。若手起用のリスクがある中、優勝を目指していくには、少ないリードで勝ちに持ち込む勝利の方程式が土台になる。

金本体制とともに、ドミニカンコンビも来季3年目に入る。

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170829/tig17082905050013-n1.html