【阪神 ラストスパートに懸ける】2000安打へ着々と・鳥谷敬 週刊ベースボールONLINE

いよいよ最終カウントダウンが始まる。鳥谷敬が通算2000安打を刻む瞬間が近づいてきた。

鳥谷本人は「何も2000本を打つためにやってきたわけではない」といたって冷静だ。しかし、鳥谷はあくまでも通過点だと思っても、積み上げてきた数字の重みは自身の想像を超えているのだ。

若手が育たない現状で、鳥谷は順調に力を発揮しながら、確固たる地位を築いた数少ない主力だ。

その証拠に、阪神の長い球団史において生え抜きの2000安打達成は、名遊撃手だった藤田平(1984年)までさかのぼらないといないのだ。

今年6月に36歳を迎えた。1年前は屈辱のシーズンを過ごしたが、見事によみがえった。

開幕前から「とにかくゲームに出ないとなにも始まらない」と言い続けてきた。

昨シーズンの不振と若手の台頭を理由に、ショートから三塁への転向を強いられた。その三塁にはキャンベルという外国人補強もあって、土俵際に立たされたようなものだった。

それでも鳥谷は黙々とプレーを続けた。5月24日の巨人戦(甲子園)で死球を受けて鼻骨を骨折する。その夜は血が止まらなかったが「僕には試合に出ないという選択はない」と立ち上がり、翌日も試合出場を果たした。

トリは不死身だった。シーズン前に残り128安打だった区切りの記録。着実に確実にその数字を減らしてきた。クールな男はどのような表情を見せるのだろうか。

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