阪神・鳥谷、6月6日のオリックス戦(京セラ)以来の3号ソロ 「マグレ、マグレ」「狙って打てたら、もっと打ってます。先頭打者だったから塁に出ることを考えてました」

(セ・リーグ、ヤクルト3-6阪神、21回戦、阪神14勝7敗、24日、神宮)イヤ~な空気を、そのひと振りで吹き飛ばした。鳥谷のフルスイングが生み出した打球がツバメファンで埋まった右翼スタンドに突き刺さる。一回裏に守備の乱れで同点にされた直後の攻撃。先頭打者として放った勝ち越し弾が、猛虎打線に火をつけた。

「マグレ、マグレ」

笑って繰り返した。報道陣から「狙ったように見えたが?」と問われると…。

 「狙って打てたら、もっと打ってます。先頭打者だったから塁に出ることを考えてました」

確かに、2009年シーズンにキャリアハイ20本塁打した背番号1が、今季はまだ3号。ちょっと少ない。いや、かなり少ない。6月6日のオリックス戦(京セラ)以来の“ごぶさたアーチ”だった。

22日の打球もあと一歩。中谷、大山の連弾の直後にフェンス直撃の二塁打で“3連発”を逃し、「力不足です」と苦笑いしていた。でも、この夜描いた軌跡は、どう見てもパワー不足の打球じゃない。

本塁打は、もちろん「安打」。通算安打を1本上積みして、大目標である2000安打まで、いよいよあと「11」に迫った。

絶好調の夏は依然、続いている。8月の打率は・382。驚異のハイアベレージで、チームを押し上げ、自身の記録へも一気に突き進む。あと1本出れば「残り10」。そして…。全国虎党のみなさん、カウントダウンの準備はできていますか? (上田雅昭)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170825/tig17082505030006-n1.html