阪神・金本監督、中谷は「(ミスした日はメソメソと)するんよ、するんよ」とニガ笑い「そういうところを、カチッと強い気持ちで切り替えるというかね」と取り返す姿勢を評価

(セ・リーグ、ヤクルト4-7阪神、20回戦、阪神13勝7敗、23日、神宮)白球は瞬く間に左翼席中段に吸い込まれていった。神宮の夜空を彩った花火より、ド派手な一発を中谷が放った。今季2度目の2戦連続アーチで、勝利を決定付けた。

 「追加点が欲しい場面でしたし、本当に次の1点で試合の流れが変わるところだったので、いい追加点になったんじゃないかなと思います」

敵地でのヒーローインタビューで満足そうに振り返った。5-4と1点差の七回二死一塁だ。カウント1-1からの3球目。近藤のチェンジアップを思い切りすくい上げた。前夜の14号ソロに続く15号2ランで、5月10日の巨人戦(東京ドーム)、同12日のDeNA戦(横浜)以来の2戦連発。先にアベック弾を放っていた福留、糸井とも共演した。5月27日のDeNA戦(甲子園)以来、今季2度目の外野トリオ弾。何より中谷の“らしさ”が発揮された。

前日の一戦。2-1の四回無死一塁の左翼守備で、リベロの放ったライナーを捕球できず(記録は二塁打)、相手に流れを渡してしまった。強烈な伸びを見せた難しい打球だったが、試合後は「それは関係ないです」と唇を噛んだ。

そして翌日の一発。今季は何度も、悔しい思いをするたび、すぐ名誉挽回の活躍を見せてきた。金本監督は「(ミスした日はメソメソと)するんよ、するんよ」とニガ笑いしながらも、「そういうところを、カチッと強い気持ちで切り替えるというかね」と取り返す姿勢を評価した。

負けられない試合ばかり続くので、1試合1試合勝っていって、なんとか広島に追いついて行けたらと思います」

カラオケの十八番は福山雅治の曲という24歳。渋く低い声で、神宮の虎党に誓った。福留、糸井ら超一流の強打者の背中を追い、主軸へと成長していく。 (西垣戸理大)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170824/tig17082405020009-n1.html