阪神・今岡コーチ、夏休みの宿題は「最後にまとめてやってたけど、俺、公文式(学習塾)に行ってたからね。算数とか計算系は得意やったよ。計算ドリルなんて、すぐできる。めっちゃ優秀やったわ」とドヤ顔

コーチ陣にだって、子供の頃はあったのだ。そして夏休みの宿題には苦しんだようだ。というわけで、今回の「夏休みの宿題」はコーチ編です。

平野打撃コーチは「夏休みの宿題って言葉を聞くと、習字の宿題をやっていた自分の姿が思いだされる。泣きながらね(笑)」と懐かしそうに小学生時代を振り返ってくれた。

「うち、家族みんな字がうまくてね。おやじもおふくろも、ねえちゃんも。特におやじが大学の卒業証書を書くくらい字がきれいでねぇ…」

習字一家で育ったのだが、恵一少年だけが字を書くのが苦手だったそうだ。「小1から小6まで毎年、習字の宿題が出たの。で、おやじが見本を書いてくれるわけよ。それ見て書くんだけど、全然そのように書けなくて…。何回も何回も書き直しさせられて、ほんと、もう泣きながら書いたの。それしか思いだせない」と言いながら、ハッと気づいたように「忘れていた辛い思い出を、よくぞ思いださせてくれたな」と怒りだした。

それは申し訳ない。しかし泣いている恵一少年の姿を想像すると、なんだか、かわいらしくて笑いがこみ上げてくる。

「どんな字を書いたかって? そんなこと覚えてないよ。ただ泣きながら…」。よっぽど辛かったようだ。

今岡2軍打撃兼野手総合コーチは「最後にまとめてやってたけど、俺、公文式(学習塾)に行ってたからね。算数とか計算系は得意やったよ。計算ドリルなんて、すぐできる。めっちゃ優秀やったわ」とドヤ顔で始まったと思ったら「あ、でも計算以外は全部あかんかったわ。漢字ドリルはまぁいけるけど、文法とか、そういうのは苦手やったなぁ」と顔をしかめる。

そのほかの宿題はどうしていたのだろうか。今岡コーチは「工作とか絵とかはおかんがやってた(笑)」。またもやお母さん登場! 「わざと下手くそにやってくれるんやけど、それでもうまいねんなぁ(笑)」。そりゃ見たらすぐバレるでしょ。

藤井育成コーチは「勉強はイヤじゃなかったよ。わりと先にやってた方かな。親に手伝ってもらったりもしてないし」と優等生だ。ただ「工作、あれだけは憂鬱やったなぁ。大嫌いやった」という。あれ? やはり「キャッチャーは工作好き説」は成り立たないんだ。(「夏休みの宿題 捕手編」参照)

「粘土で何か作るのとかもめっちゃ嫌いやった」と言いながら、「嫌い」と「憂鬱」を何回も繰り返す。そして「兄貴か妹が作ったのをそのまま持っていったような気がする」というカミングアウトまで飛び出した。

「まあ、でも野球野球で、夏休みなんてないようなもんやったからね。学校のプール開放日とか行った記憶ないもん。まず野球やった」。それだけ打ち込んできたから、今があるんだろうな。

藤本2軍守備走塁コーチは定番の「ためてためて、めっちゃためて…」だったという。ただし藤井コーチと同じく「親の手は借りず、自分でやっていた」派だ。

やはり「苦労したのは図工」だそうだ。「中学のときに野球部はトンボを作るという宿題が出て、作って野球部で使ったけど速攻つぶれた(笑)」。グラウンド整備に使うトンボを自作だなんて、ステキな宿題だなぁ。「いや、簡単に作ったやつやから、簡単に壊れた。修理してまた使うということはなかった。作ったことに意義があったということで。とりあえず突貫作業で作りました(笑)」。確かに、普段お世話になっているものを作ってみるという、その作業自体が素晴らしいな。

矢野作戦兼バッテリーコーチは「早くにやっときたいタイプ。なるべく早めに済ませたいけど、実際にできていたかというと、そこまでじゃなかった。でも、残して最後に追い込みをかけるということはなかったなぁ」という。要するに、ちゃんとやっていたってことだ。

ただ「読書感想文だけは残ってたなぁ」と振り返る。「今でこそ本を読むのは好きやけど、子供のころは本を読んで理解して、またその感想を書くのは重荷やった」。矢野コーチの読書好きは有名だが、子供のころは違ったようだ。

そして子供たちに薦めてくれた本がある。『夢をかなえるゾウ』だ。「俺は大人になってから読んだけど、すごくいい本。あれなら子供でも読めるんじゃないかな」。読書感想文の宿題が残っている学生さん、ゼヒ!!(毎週土曜掲載)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170819/tig17081912000001-n1.html