北別府氏、藤浪について「練習を積み重ねて自分の投球を取り戻すしかない」「藤浪くん、君にはあの素晴らしい速球があるじゃないか」

元広島のエースで野球評論家の北別府学氏が17日、ブログを更新し、2軍での再調整が決まった阪神・藤浪晋太郎投手に自身のスランプ時期を重ね「なんとかこの苦境を乗り越えて新しいステージに進んで欲しいと願っています」とエールを送った。

北別府氏は「藤浪投手に寄せて」のタイトルでブログを更新。17日に出場選手登録を抹消された藤浪と自分を重ね、「私も平成元年から2年間思うように勝てない年が続き、北別府は終わったと書かれた」と自身の現役時代のスランプについて振り返った。

「その記事を読み、燃えたと書きたいところだが、もがき苦しんでいる最中にそんな事を書かれたら恨みしか残らなかった記憶がある」と、原因が分からずもがいている最中の記事に大きく心を乱されたという。

そんな北別府氏は当時の大スランプを乗り越えた方法についてもブログで言及。「記憶がないほど悩んだ」という日々だったが「毎日毎日、自分の一番納得のいく試合のビデオを来る日も来る日も見てイメージトレーニングをした」という。コントロールが身上の北別府氏のピッチングだが「コントロールの妙で生き抜いてきた私が、コントロールさえ定まらないのですから苦しいなんてもんじゃない」ともつづった。

藤浪については、インステップを直したとされる報道にも触れ、「個人的に、インステップで投げることは望ましくないように思いますが、急に変えるとバランスがおかしくなり、投球も定まらなくなる」「リリースするポイントがまちまちだからシュート回転する球になったりする事で安定した投球が出来ないから苦しんでいると思うのです」と推測。

その上で「練習を積み重ねて自分の投球を取り戻すしかない」「私も2年近くかかりました」と自身の体験から、乗り越えるのは「練習のみ」と主張。

また、多くのメディアでさまざまなことを報じられることに「プロだもの 本当にこれでもかと言うほどの事を言われたり書かれたりするが そんな事には耳を貸さず、己の力を信じて自分で乗り越えるしかありません」と訴え「藤浪くん、君にはあの素晴らしい速球があるじゃないか」とエールを送った。