阪神・ロジャース「最高ではないですが、どの打席もここ数日に比べればよかった。どの打席もいい内容にすることを心がけています」

(セ・リーグ、阪神3-5広島、19回戦、広島10勝8敗1分、16日、京セラ)藤浪が降板して、虎党にせつないガッカリ感が漂っていた六回。ロジャースが反撃ののろしをあげた。大瀬良の143キロ内角直球を鋭いスイングでとらえると打球は左翼フェンス直撃の二塁打。まだ、まだ、まだ! とスタンドを盛り上げた。

「最高ではないですが、どの打席もここ数日に比べればよかった。どの打席もいい内容にすることを心がけています」

初めての“眠り”についていた。11日のDeNA戦(横浜)の第3打席から、この日の第1打席まで来日最長となる15打席連続無安打。だが、ようやく目覚めた。先頭の四回、大瀬良の外角低めのカットボールをとらえ、中前へ。ついにトンネルを脱出した。

六回の二塁打で出塁すると、続く中谷の打席で三進。鳥谷の二塁打で1点目のホームを踏んだ。

7月6日に来日して、1カ月強が経過した。明るく前向きなキャラクターで、初めての日本にグングンとなじんでいる。そんななか、思いがけず慣れ親しんだキャラクターと遭遇した。13日のDeNA戦(横浜)の試合前。室内練習場で志願の打撃練習で汗を流した後のことだった。

「Pikachu(ピカチュウ)だ!」

関係者入り口から、人気ゲーム「ポケモン」のキャラクター「ピカチュウ」の着ぐるみが。球場でのイベントの準備で登場したもようだが、思わぬ“ゲット”に「ポケモンだよね。子供のころ、ゲームで遊んだよ」と大喜び。この日は4打数無安打だったが、懐かしい(日本生まれですが…)? キャラとの再会にリフレッシュしていた。

気持ちを切り替えるためには、新たな場所にも積極的に足を運ぶ。14日の移動日は横浜を早朝に出発して帰阪。夏休みで大勢の人出のなか、神戸の名所へと足を運んだ。「ポートタワーに行ったんだ」。1週間ぶりの関西での休日を満喫した。

グラウンド内外で適応に積極的な助っ人が、早々に不振とおさらば。首位広島とは10・5ゲーム差に広がったが「まだまだあきらめてはいない。少しでも差を縮められるようにしたい」。カード前の意気込みそのままに、次戦も挑む。 (箭内桃子)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170817/tig17081705040002-n1.html