阪神OB遠山「穴埋めという考えではなく、ドラフト3位の才木(浩人=18)など二軍にいて、まだ一軍のマウンドに立ったことのない投手を起用すべき」

2位・阪神が13日のDeNA戦(横浜)に2―8で完敗。右足腓骨骨折のメッセンジャー離脱による影響で、松田が中継ぎから先発に抜てきされたが、2回3失点でKOとなった。守備の乱れもあったことで、金本監督は「(松田は)アンラッキーだったし、責められない。切り替えて、またやっていきますよ」と淡々と振り返った。

とはいえ、11勝を挙げているメッセンジャーの不在は大きい。そこで、阪神OBで本紙評論家の遠山奨志氏は、若手投手の“サプライズ起用”を提言した。「穴埋めという考えではなく、ドラフト3位の才木(浩人=18)など二軍にいて、まだ一軍のマウンドに立ったことのない投手を起用すべき。メッセの離脱は確かに痛い。ただ、新しい才能を芽吹かせるチャンスでもある。何より、そこで若い投手が勝てば、チームに大きな勢いをもたらすことができる。広島との大きなゲーム差を埋めるためには、そうした大胆な手が必要だ」

絶望的ともいえる8・5ゲーム差(13日現在)からの逆転Vを実現するためには、多少のリスクは覚悟の上で無名の若手という“劇薬”を投下すべきというわけだ。決断には勇気のいる起用法だが、遠山氏は「リリーフ陣は盤石で、打線も福留、ロジャースを中心に投手を援護できている。チーム状態がいい今だからこそ大抜てきが可能」とタイミング的にもベストと見ている。

12年ぶりのV奪還に向けて正念場が続く阪神。メッセ不在を乗り切るための大胆起用はあるのか。