阪神・俊介、プロ初の4安打に「本当にもう、うれしいです、それだけです」母校の広陵高(広島)が、3年ぶり22回目となる夏の甲子園に登場「僕もがんばっている姿を見せて、勇気を与えられたら」

(セ・リーグ、阪神6-5ヤクルト、18回戦、阪神12勝6敗、6日、京セラ)京セラに4度、響かせた快音。バットを振る度に「H」ランプを灯し、虎党を沸かせた。俊介が右へ左へプロ初の4安打で1打点。決戦に挑む後輩たちへ雄姿を届けるべく、暴れまくった。

「本当にもう、うれしいです、それだけです」

お立ち台で「プロ初の4安打」の感想を問われると、少し照れくさそうに喜びを口にした。今季で大卒8年目。中堅の立場だが、若手に負けない大ハッスルを見せた。まずは一回の先頭で左中間へ二塁打。三回の第2打席でも右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、その後、福留の2点二塁打で生還。2点を追う五回には、一死三塁から左前に適時打。そして、3-4の七回だ。

一死一塁から石山が投じた初球。外角145キロの真っすぐを右前に弾き返した。チャンスを拡大し、直後の代打・伊藤隼の3ランで逆転のホームを踏んだ。5月14日のウエスタン・ソフトバンク戦(上富田)で5打数4安打1打点をマークして以来、1軍では初の4安打目は、チームを逆転勝ちに導く一打。「勝利につながってよかった」と笑みを見せた。

今年、「1番」で起用された試合では、6戦で打率・462(26打数12安打)、1本塁打、4打点と絶好調。先の2軍戦も「1番・右翼」だった。「1番は上位につながるので、つないでいこうという気持ち」と、シンプルな思考が結果に結びついている。

刺激になる存在もある。母校の広陵高(広島)が、3年ぶり22回目となる夏の甲子園に登場する。11日の大会4日目に、この日のお立ち台で並び立った伊藤隼の母校・中京大中京高(愛知)と激突する。

「後輩もがんばってほしいし、僕もがんばっている姿を見せて、勇気を与えられたら」。熱戦に臨む後輩に、「みんなでやりますよ」と広陵OB全体での差し入れも考えている。

チームに勝利を、母校には勇気を。これからも俊介が、突破口を切り開いていく。 (西垣戸理大)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170807/tig17080705030008-n1.html