阪神・ロジャース、チーム2安打目となる右翼線二塁打「とにかく積極的に。塁に出ることを意識していたよ。失投というか、ちょっと高く浮いた分、捉えられたかなと思う」

(セ・リーグ、阪神3-0ヤクルト、16回戦、阪神10勝6敗、4日、京セラ)やられっ放しで終わる男ではない。きっちりと対応してきた。白黒つける一打も打てれば、おぜん立てもできる。ロジャースのチーム2安打目となる右翼線二塁打が、中谷の2ランを呼んだ。

「とにかく積極的に。塁に出ることを意識していたよ。失投というか、ちょっと高く浮いた分、捉えられたかなと思う」

1-0の七回先頭。2打席凡退し、チームとしてもそこまで1安打と打ちあぐねていたブキャナンに、初球から襲いかかった。148キロ真っすぐを捉え、痛烈に右翼線へ。ほんの数センチのところで、フェアグラウンドの中で弾んだ。悠々と二塁到達。3球後の中谷のホームランは、二塁上から見送った。若虎と2人で難敵の真っすぐをはじき返し、ゲームの流れを完全に虎のモノにした。

京セラドームは初見参。だが、慣れない地での守備でも魅せた。二回先頭の山田の一邪飛は、目の前に迫ったカメラマン席にも一切ひるまず、太い腕を伸ばして好捕。直後のリベロの一、二塁間への痛烈なゴロも、倒れ込みながら華麗にキャッチし、涼しい顔でベースを踏んだ。「バットで貢献できないときは、守備で何とかと思っている」と頼もしい。

ドーム球場が少なく、天然芝の球場が多かった米国から来てまだ1カ月もたたないが「どちらかといえば、外の球場が好きだけど。ドームが嫌いというワケじゃない。ボールが見えれば問題ないよ」と言ってのける。これから待つ真夏の熱い戦いも、適応を進めながら頼もしく引っ張る。

「まだまだ慣れるべきところがある。広島も初日は暑かったけど、そのあとは慣れることができた。コンディション自体は悪くないよ」

パンダがパンダらしくなればなるほど、虎が拾う星も、黒より白が多くなる。 (長友孝輔)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170805/tig17080505030010-n1.html