阪神・マテオ「広島はいい打者が揃っている。私としては、いいチーム、いい打者に投げる方がモチベーションが上がる。楽しみだ」「3回でも4回でも、与えられたところで投げたい。4連投でも投げるよ」

腰の張りのため2軍で調整していた阪神のマルコス・マテオ投手(33)が31日、1軍に合流し、甲子園で投手指名練習に参加した。1日に昇格予定の右腕はいきなり首位広島との激突になるが「いいチーム、いい打者に投げる方がモチベーションが上がる」と闘志を燃やした。またジェイソン・ロジャース内野手(29)も自身初の鯉倒に意欲。マテオとともに新幹線に乗り込んだ。

ドレッドヘアにオレンジ色のひげ。チーム一の強面なマテオが、帰ってきた。オシャレなバンダナを巻き、汗を垂れ流しながら見せる軽快な動きは、心身ともに万全そのもの。充電を完了させた助っ人が、フルパワーで鯉を斬る。

「広島はいい打者が揃っている。私としては、いいチーム、いい打者に投げる方がモチベーションが上がる。楽しみだ」

頼もしい言葉を並べた。田中、丸といった左の巧打者に加え、鈴木、新井、エルドレッドの右の長距離砲。どこからでも点を取れる鯉打線との激突を心待ちにした。

ここまで40試合に登板し、リーグトップの30ホールドポイント(HP)。広島戦は7試合で1勝1敗5ホールドも、防御率は6・14。前回7月19日の甲子園で同点の八回に登板し、1/3回を4失点と炎上して防御率が跳ね上がっただけに、やり返す気持ちは満々だ。

何より、最短10日間で1軍に帰って来れた。22日に腰の張りを訴え、登録抹消。リフレッシュも兼ねて鳴尾浜で調整することになった。その間、ランニングや軽めのキャッチボールなどでコンディションを整え、前日30日にはブルペン投球を再開。捕手役を務めた藤井育成コーチも「(フォームも本来の)トルネードで投げたりもしてたし、腰は大丈夫そう。いい球がきてました」と太鼓判を押した。

休養は十分。この日の投手指名練習でも腰に負担のかかりやすいゴロ捕球も難なくこなし、金村投手コーチは「状態は問題なかった」とうなずいた。マテオが戻ってきたことで、猛虎が誇る強固な必勝リレーが再結成。リードの展開に持ち込めば、桑原、マテオ、ドリスの勝利の方程式で逃げ切りを図れる。

「3回でも4回でも、与えられたところで投げたい。4連投でも投げるよ」と力こぶを作ったマテオ。まさに体力が有り余っている様子だ。自慢のスライダーのキレ味も復活。いざ、敵地マツダスタジアムへ。エネルギー満タンで出陣する。(西垣戸理大)

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170801/tig17080102520009-n1.html