中日主力選手・阪神打線について「怖さをまったく感じない。ド真ん中ですら打ち損じている。何か焦っている雰囲気がビンビン伝わった」

「孝介を楽にしてやろうかなと思った…」

試合後、負の連鎖を止められない金本知憲監督(49)は重い足取りでバスへと乗り込んだ。

阪神は28日の中日戦(ナゴヤドーム)で今季6度目の零敗を喫し、連敗も同最長の「6」に伸びた。今季先発出場全試合で4番に座っていた福留を5番に降格させたが奏功せず。福留は普段と違う“バスター打法”で2四球を選んだが、快音は聞かれず試合後は無言を貫いた。代わりに4番に据えた原口も4タコに終わり「自分の打つべき球を打てなかった」とうなだれた。

リーグ戦再開の直前、指揮官自ら福留、糸井、鳥谷のベテラン3人を名指しで「お前らが勝たせろ!」と猛ゲキを飛ばしたが、元気なのは5試合連続安打中の鳥谷だけでは何とも寂しい。

ここまで純国産打線で奮闘し貯金は最大「12」を数えたが、それも「6」まで減らした。シーズン序盤にチームを引っ張ったベテランの福留、糸井に疲れがみえ、中日の主力投手からは「怖さをまったく感じない。ド真ん中ですら打ち損じている。何か焦っている雰囲気がビンビン伝わった」。完全に見下されている状況だ。

球団はテコ入れ策として、新外国人のジェイソン・ロジャース内野手(29)=米大リーグ・パイレーツ3A=獲得に動いている。四藤球団社長はこの日「(契約の)最終の段階。まだ担当者からまとまったという連絡はないが、近々には(発表できると思う)」と話した。

もっとも、この時期の戦力補強には「もっと早く外国人選手を獲るべきだった。何事も後手、後手に回りすぎる」「いや、外国人に頼らず、金本監督の“若手育成力”にかけるべきだ」と球団内でも意見が割れている。混迷から抜け出すことができるか。 (山戸英州)