阪神タイガース パイレーツ3Aのジェイソン・ロジャース内野手と大筋合意か 球団首脳「なるべく早く獲得できるように交渉しています」 

外国人野手の緊急補強に着手していた阪神が、新助っ人としてジェイソン・ロジャース内野手(29=パイレーツ3A)と大筋合意に達したことが25日、分かった。チームはこの日、首位広島に8安打完封負けを食らい、今季初の4連敗。広島とのゲーム差は最大の5に開いた。悲願Vに向けて夏場の逆襲を期すため、新たな起爆剤を投入する。

虎はまた屈辱の力負けを喫した。蒸し暑いマツダスタジアムで広島大瀬良に7回無失点と抑え込まれ、8安打完封負け。4連敗で首位広島とのゲーム差は5に広がった。リーグ戦再開ゲームとなった23日は投手陣がカープ打線の餌食となり、17安打13失点で大敗。降雨ノーゲームとなった前日24日をはさみ、再び返り討ちに遭った形だ。逆転Vへ苦境に立たされ、球団は緊急補強をまとめにかかる。

この日、新助っ人候補をパイレーツ傘下の3Aインディアナポリスに所属する一塁手ロジャースに一本化していることが判明した。米国出身で右投げ右打ちの29歳。185センチ、117キロと筋肉が詰まった体からマイナー通算716試合で83発を誇り、ブルワーズ時代の15年にはメジャー86試合で打率2割9分6厘、4本塁打、16打点を残している。今季はここまで3Aで65試合に出場し、打率2割8分8厘、8本塁打、32打点と好調だ。

球団は悲願Vに向けて、水面下で慎重に新外国人野手の獲得調査を続けてきた。オフに獲得したキャンベルは現在、期待された成績を残せず2軍調整中。新たな起爆剤を求め、昨季は広島でプレーしたルナら日本球界経験者も含めて適任者を探してきた。球団首脳は「なるべく早く獲得できるように交渉しています」と話していたが、ここに来てロジャースとの交渉が大詰めを迎えたもようだ。

現状、虎のスタメン一塁は原口、中谷が争っている。首脳陣は2人の伸びしろを大きく買っているが、その一方で国産打線はここ4試合ノーアーチで計5得点。1発でゲームの流れを変えられる大砲の不在に苦しんでいるのも事実だ。ロジャースは小さなテークバックから全身の力をボールにぶつけるように、コンパクトに強振するフォーム。長打力があり、広角に強い打球を打てるスタイルは今の虎打線にフィットする。

球団は今後、ロジャース側との交渉で細部を詰めていくとみられる。正式な契約交渉がスムーズに進めば、前半戦中に来日して1軍合流する可能性もある。遠ざかったコイの尾びれを再び引き寄せるため、虎が迅速に手を打つ。

◆ジェイソン・ロジャース 1988年3月13日生まれ。米ジョージア州出身。コロンバス州立大から10年ドラフト32巡目でブルワーズ入団した内野手。14年9月2日のカブス戦で大リーグデビューし、初ヒットを記録。ブルワーズ時代の15年には9月以降23試合で打率4割3分5厘の好成績。15年オフにトレードでパイレーツに移籍。メジャー通算117試合、打率2割5分8厘、4本塁打、18打点。メジャーで最も多く経験している守備位置は一塁で、三塁手や左翼手の経験もある。今季は3Aで65試合、打率2割8分8厘、8本塁打、32打点。185センチ、117キロ。右投げ右打ち。

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