阪神・金本監督、去年の降雨ノーゲームを思い出し「逆やなぁ。(昨年は)うちが攻撃中だったんよな。ノーアウト、ランナー一塁か」

(セ・リーグ、広島-阪神=四回裏二死降雨ノーゲーム、11回戦、24日、マツダ)24日の広島-阪神(マツダ)は四回裏途中に降雨のため、1時間1分の中断後にノーゲームとなった。3-3から2点を勝ち越された直後だっただけに、阪神・金本知憲監督(49)は「ラッキーな部分はある」と前向きに話した。打線は上向きだけに、天を味方に仕切り直す。

天の恵み-。そうとらえてもいい。金本監督は「四回、2点差。別にビハインドはビハインドですけど」と、ひっくり返す気満々だったが、劣勢の展開からの降雨ノーゲームは、決してチームにはマイナスではない。

「五、六回で中断ということを考えれば…。その(九回までできない)可能性が高いんならね。まぁ、ラッキーな部分はあるかもしれんけど」

雨空との戦いだった。早く主導権を握りたい中で、二回に2点先制も、すぐ追いつかれた。3-3で迎えた四回。2点を勝ち越され、なお二死一、二塁のピンチ。能見から2番手・藤川へ交代を告げた直後の午後3時53分に中断となった。

ベンチで待機も、1時間1分後の4時54分にノーゲームに。確かに九回まで戦えるなら2点差は十分に逆転可能だ。しかし回復の見込みがない天候を考えれば、再開されても五回の試合成立までが精一杯だっただろう。負ければ今季ワースト4連敗、首位広島と最大5ゲーム差となる危機で、残されたチャンスはほとんどなかったわけだ。

「逆やなぁ。(昨年は)うちが攻撃中だったんよな。ノーアウト、ランナー一塁か」

指揮官も思い出さずにはいられなかった。ちょうど1年前の6月24日。今年同様、リーグ戦再開のカードだったマツダで水を差された記憶だ。雨の中、八回に勝ち越されると、2-4の九回。先頭の中谷が出塁し、さあ反撃、というところで雨脚が強まった。そのまま「2点ビハインド」で敗戦。そこから同一カード3連敗を喫していた。

今年の虎には、ツキがある-。もちろん、金本監督が「9イニングで考えると(2点差は)そんなには…」と話したように、チーム力も、昨年とは確実に違う。得点も安打も幻にはなったが、下位打線がつながった。二回の2点は二死から6番・鳥谷の左前打を皮切りに糸原、梅野の連続二塁打で奪った。11安打を放った前日23日に続き、打線には手応えがある。

「効率のいい(得点)。下位打線で点がとれたのは大きい。ヒットは出ているんでね。あとはどこで打つか。交流戦後半、あと1本という試合があったけど、そういうことにならないように」

さあ、仕切り直しの一戦へ。勝利の女神を振り向かせる攻撃で、カープとの差を縮める。

阪神・金本監督「ラッキー」四回裏途中2点ビハインドで降雨ノーゲーム