阪神・糸井、スタメン復帰即タイムリー&マルチ 金本監督「2本出たんかな、結果的に。そこはちょっと上がり目はあるとして。プラスに考えましょう」

(セ・リーグ、広島13-3阪神、10回戦、阪神6勝4敗、23日、マツダ)ため込んでいる悔しさを、少しずつはき出していく。糸井のハツラツとした復活だけが救いだった。スタメン復帰即、マルチ安打&打点だ。

大敗に試合後はコメントを残すことなくバスに乗り込んだが、9日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で左太もも裏に軽い筋挫傷を負ってからちょうど2週間で、見事によみがえった。

「3番・右翼」で9試合ぶりに先発出場し、一回の第1打席は左翼正面への痛烈な飛球。見るからに“本調子”だった。3点を追う三回二死一、三塁。カウント1-2と追い込まれたが、ジョンソンの外角変化球にバットを伸ばし、足元を抜く適時打。1-13と大量ビハインドになった八回無死一塁でも左前打。最後までファイティングポーズを崩さなかった。

試合に出たくてウズウズしていた気持ちをそのままぶつけ、6日のオリックス戦(京セラ)以来、出場8試合ぶりの打点&マルチ安打。前日22日に「(福留、鳥谷とともに)お前らが勝たせろ」と異例のハッパをかけていた金本監督も「2本出たんかな、結果的に。そこはちょっと上がり目はあるとして。プラスに考えましょう」と前を向けた。片岡打撃コーチも「2本出たので、これからまた引っ張っていってほしい」と大きな期待を寄せた。

再発させてはいけないと、足の不調を訴えて以降の8戦は代打での4打席の出場にとどまっていた。前日22日の移動の際には糸井自身も「ちょっと(試合から)離れていたぶん、不安もあるけど、取り返せるように頑張ります」と語ったが、シーズンは残り78試合もある。超人の力でセ界をひっくり返すチャンスは、まだまだある。 (長友孝輔)

大敗の中キラリ!阪神・糸井、9戦ぶりスタメン復帰即タイムリー&マルチ