阪神・福留、藤浪について「まずマウンドで投げる以前のところで『勝負してないね』というのが僕らに伝わってしまう。たぶん、それが見ているお客さんにも伝わっていると思う」

ガムシャラにやる! 阪神・福留孝介外野手(40)が、虎番記者に胸の内を明かす、サンケイスポーツ名物企画「主将直撃!!」。交流戦を勝ち越して終了。23日からは3ゲーム差で追う首位広島相手にリーグ戦が再開する。この日、つかの間の休日で英気を養った主将は、順位を意識せず「1試合というのをガムシャラにやる」と一戦必勝を誓った。(取材・構成=長友孝輔)

--前回(5月9日付)の『主将直撃』で、チームに活気も勢いもあると話した。交流戦を勝ち越した今の状況は、どうみている

「チームの中で、いい競争をしながらやっている。それがいい方に出ているのかな」

--若手に「ガツガツ感」を求めて来た。そういうものも出ている?

「(若手は)試合に出られたり出られなかったりとか、そういうのがあって、やっぱりどんどん試合に出たいという気持ちは強くなっていくという(ものだから)。そういう意味では『ガツガツ感』は、少しずつ出てきているだろうし。出たときに『自分で何とかしなきゃ』というどん欲さというか、そういうのも少しずつみんなが持っていると思う」

--糸井選手が9日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で左太もも裏を負傷して先発を離脱。交流戦は負担がかかった

「いや、全然。俺に何の負担もかかることはない。逆に言えば今この時期で(交流戦後の)休みにも入るし、タイミング的には糸井も治療に専念できる。やっぱり、これ(糸井のけが)を長引かせてもねえ。そっちの方がチームとしては痛いと思う。糸井の代わりは誰もできないけど、それを何とかして補おうというのは、全員でやっていることなので」

--今の自身の体の状態はどうか

「体の状態どうのこうのというのも、ゲームに出ている以上はね。何の関係もない。至って普通だと思いますよ」

--想定の範囲内?

「想定の範囲というか『こんなもんでしょ』という感じです」

--痛めているという指の状態も気になる

「全然、別に。(試合に)出ている以上、何の関係もないでしょう」

--6日のオリックス戦(京セラ)から左翼に回った

「今までやっていたことと真反対なので、そりゃ難しいというか。自分が何をしているのか、どういうプレーをしているのか、整理がつかないところがある。もうこれは慣れていくしかない。監督、コーチが決めて、チームのためにやられていることなので。僕らは言われたところで、自分のできることを尽くす。それだけですね」

--リーグ戦に戻って23日からは敵地での広島3連戦。開幕戦と同じくらい大事になるか

「いや、全然。周りは(リーグ)1位と2位が試合をするから、そういうふうに見るかもしれないけど、まだ前半戦も終わっていないし。自分たちの順位がどうとか相手がどうとかいうより、今、この順位で先のことを考えてやっていいことなんて一つもない。だったら目いっぱい、一つのことを、1試合というのをガムシャラにやる。それをやっているから、この位置にいると思う。逆にそれをやれなくなったら、またちょっと変わってしまうんじゃないかな」

--まだ互いの順位を考える時期ではない

「人のことを気にしている余裕がある選手が、(チームに)いるかどうかって話だよね」

--藤浪投手が今、2軍にいる。率直に彼の状況をどう見ていたか

「彼のためには、いいんじゃないですか。やっぱり1軍で結果を求めなきゃいけない(選手だ)し。その中で、たぶん今の彼の状態だと、結果を求める前にもう、それ以前の問題になっちゃっているから」

(続けて)

「下(2軍)でもう一回、いろいろなことを考えて、自分と向き合ってやっていって。これから先、間違いなく晋太郎がチームのエースとしてやっていかなきゃいけないというのは、誰しもが思っていることであって。それを本人がどういうふうにとらえるか。いい機会だと思うし、彼のためにはすごくいい時間だと思いますよ。チームとしては確かに大変ですけど」

(さらに)

「逆に言えば『じゃあ、晋太郎がいない間に俺が…』という若いピッチャーがどんどん出てくれば、それはそれでチームにはプラス。晋太郎にもそういうことがまたプラスになっていくしね。『俺の居場所がなくなってしまう』という。そういう危機感も必要だと思うし。だから、それはチームにとっても、彼にとっても大切な時間だと思うし。それをどうとらえるかじゃないですか」

--守っていて、後ろから見ていても、もどかしい感じだった?

「もどかしいというか、まずマウンドで投げる以前のところで『勝負してないね』というのが僕らに伝わってしまう。たぶん、それが見ているお客さんにも伝わっていると思う。だからそういう意味では、投げれば投げるだけ、もうどんどん悪くなっていく一方じゃないかな」

--リーグ戦再開以降、藤浪の力が必要なのは間違いない

「そういうのは、僕らが判断することではない。彼がどのような状態で(1軍に)上がってくるのか。もしくは本当に、本人のちゃんとした姿が見られないと上げないのか。それは僕らには分からないので。でも、やっぱり最後は、はい上がって来ないといけないと思うし。それがこの世界。それは仕方のないことだからね」

【主将直撃!!】阪神・福留激白!「1試合というのをガムシャラにやる」

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